スズメの戸締り

エンタメ(映画、本)

観てきました。

めちゃくちゃ面白かったです。

新海誠監督直近の3作品の中で、一番よかったです。

面白かったというより、よかったと表現を変える必要があると思うのは、テーマとして東日本大震災が取り扱われているからです。

天間荘の三姉妹もそうですが、震災をモチーフにした作品が増えてきました。

風化させない目的もあるのでしょう。

しかし、人間は忘れやすい生き物なんですね。

このような大変なこと、忘れることができますか?

スズメの戸締り、

お見事と言う点がありすぎて、考察サイトで儲けている人たちも大変だと思います。

記事をまとめて、読む側にわかりやすくしないと収益化に繋げれないですからね。

その辺、私は気が楽なものです。

いくら、ここでネタバレ考察をしたところで誰からも見てもらえませんのでね笑

最後で、伏線も回収でき、本当にお見事としか言いようがありません。

監督は、クライアントやスタッフにビデオコンテという、非常に稀なコンテンツでプレゼンをするそうです。

ビデオコンテは、絵コンテの動くバージョンで、声も当てているそうです。

この段階で、周りが「面白い」かどうか確認するそうです。

私は多くの映画がつまらなくなるので、脚本がありコンテがあり、と同時に進んでいくから、クライアントや周りの意見を聞きすぎて、話が、あさっての方向に行くのだと思います。

俳優の意見、また都合も聞いたりして、話がどんどん脱線していく。

ドラマなんてそうですね。

しかし、このビデオコンテですと、最初にみなさんに承諾を得ているので、完成はこのまま、「面白い」ままで仕上がり、抜けがあった細部をさらに完成させていくことができるので、このように、いつでもブレない面白さで仕上がるのですね。

多くの製作者は見習って欲しいと思います。

特にクリエイティブな側の製作者。

お金を払ってくれるのはスポンサー、会社ですから、いいなりになるのは当然。

しかし、最初にこのように、「これだ」と決めて、徹底的に決めて制作すればイイのです。

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