インボイス制度とコロナ融資の返済がそろそろ始まります。
私はコロナで世の中が様変わりして、飲食店の将来は、その時点で不安を感じました。
2020年はお金をとても借りやすい時期でした。
多くの飲食店が、営業できないため、毎月の固定経費(家賃など)を払うため、借りたお金を使ったでしょう。
コロナ融資の、最大のメリットが、返済が3年後に設定できることです。
その間、利子を払うことも実質〇円です。
その返済が一斉に始まります。
2022年11月現在では、旅行支援もあり、地域別クーポンもあり、活況づいているように見えます。
ですが消費者は長引く戦争によって、物価(特に電気代!)が上がり、お金を使おうというマインドになっていません。
お酒を飲む機会も忘年会新年会も、大人数でしない傾向にもあります。
普段イヤイヤ飲み会に参加していた部下たちもこのご時世を理由に、飲み会の廃止の意見も言いやすく、通りやすくなっています。
県外客がよく集まる立地には人が集まります。
ただ、コロナ禍前の売り上げの7.8割程度で止まっているとはよく聞きます。
よくわからないかもしれませんが、2、3割売り上げが下がるのって、めちゃくちゃ大きい金額です。
コロナ融資で使った何百万円は、8割程度の売り上げの中かから、過去の運転資金のために使った借金を返していくとなると、相当、人気店か大箱店でしか返済ができません。
私は、廃業や閉店がこれから増えるのではないかと思っています。
新店には人がよく集まるので、多店舗展開しているところは、新店をオープンさせています。
個人店でも移転をして、景気を回復させようとしているところもあります。
銀行もリスケジュールしてもらいやすくなるのでは?
ただ、それも借金せねばいけません。
インボイスも始まります。
消費税というのは馬鹿にならず、月4ー7万円くらいは小さなお店でも払わないといけないでしょう。
小さな地方のお店の家賃ほどの金額です。
毎月、支払いがギリギリだったというお店はその時点で赤字です。
中間支払いがあるところもありますが、年間50万円以上は確保しないといけません。
実は、経営が赤字であることが多いのです。
厳しい時代になってきました。
いよいよ思います。
コメント