不思議な映画です。
そして、不思議なリアリティがあります。
あみ子を演じる大沢一菜が全てを担っている気がします。
彼女以外演じるのは考えられないそんな風にも思えてきました。
作品情報
スタッフ | 監督:森井勇佑 音楽:青葉市子 |
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キャスト | あみ子:大沢一菜 井浦新 さゆり:尾野真千子 |
あらすじ
あみ子は少し風変わりな小学生。優しい父、共に登下校してくれる兄、書道師範で妊娠中の母、憧れの同級生のり君に見守られて生きている。ある日、あみ子は誕生日に貰った電池切れのトランシーバーに話しかける。そんな彼女の行動は周囲を次第に変えていく。
「映画ナタリー」サイトから引用させていただきました。
https://natalie.mu/eiga/film/187312
感想
あみ子は、ずっと、ほくろを見続けていて、「弟の亡霊がでる」とか平気でいってしまう。
母親の変化は、家族の変化、そのものを表しているように思いました。
発達障害である、あみ子を演じる大沢一菜の演技力というか、自然と乗り移っているように見えますね。
料理について
ラストシーンが頭にとっても残っていて、家族でご飯を食べます。
その時に、あみ子が「美味しい」というと「絹さや」といって、「ゴーヤ」とも言います。
料理名では言っていなくて、野菜の名前を挙げていました。
ゴーヤ
私も大好きな食材ですが、苦味が強いため、お店で出しても一部のお客様には不評だったりします。
料理についてのエピソード
16世紀ごろ、ゴーヤーは東インドや東南アジアが原産とされ、中国をへて、日本に伝わったとされています。
ゴーヤーは沖縄の方言で、苦瓜などと言われています。
沖縄以外も新潟県でよく作られます。
ゴーヤーは種類が結構あって、よく出回っているのが「あばしゴーヤー」と呼ばれるものです。
しかし、よくこんな苦い野菜を、毒だと思わずに食べたものですね。
料理の再現性(★5つで私が判定しています)
料理の再現性 ★★★
ゴーヤーが出回るのは5月から7月くらいまででしょうか?
夏の野菜ですね。
出回っていない時期は冷凍物も見るようになりました。
冷凍ゴーヤーは苦味が抑えられるので、調理にオススメです。
簡単アレンジ
ゴーヤの料理としては、代表格、ゴーヤチャンプル、
ゴーヤーとバナナのスムージー、ゴーヤーの佃煮、ゴーヤのキンピラ、などです。
ゴーヤーのパスタ
イタリア料理店をしていますので、今回はゴーヤーのパスタです。
ピザでもできます。
ピザだとチーズで苦味が抑えられるので、個人的には好きです。
「ベーコンとゴーヤーのピザ」美味しそうじゃないですか?
ゴーヤーの調理で肝心なのは下処理ですね。
私は、もう、あの苦味が最高なので下処理なんてしなくても大丈夫ですが。。。
ゴーヤーの下処理
・白いワタを取り除く
・塩で揉んで30分置く
・熱湯でサッと湯がく
簡単ですね。
けど30分も置くのがちょっとめんどくさい。
では、
1、パスタを茹でます。
2、ベーコンを炒めます。次に卵を割り入れてベーコンと炒り卵と作っておきます。
3、2分くらい前に半切りにしたゴーヤをパスタ鍋の中に入れます。
4、茹で上がったパスタとゴーヤを入れて炒めて(パスタじゃなくて焼きそば感覚でOKです)醤油と塩胡椒で味をして完成です。
最後に
ラストは、なんとも言えない結末でした。
なんでしょうね。
最近、感じたことがない観覧後の、もや?もや?とした終わり方です。
あみ子は悪い子ではないんですが、周りに迷惑をかけていたんですかねぇえ。
本人は、よくわかっていなくて、結局別解釈を作って、あそこで、また「あみ子節」を繰り返して成長していくのではないでしょうか?
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