
実は、2023年の最大ヒットのスーパーマリオの興行成績をぬくほどの大ヒット作です。
筆者の地元ではもう映画館での公開が終了しました。
知人にすすめられて鑑賞しましたが、素晴らしい映画でした。
バービー人形の映画であり、人形でありますので食事できないというか、できるのですが、食べなくても大丈夫なので、シネマレシピ帖で紹介する場面はないに等しいのですが、素晴らしい映画でしたので、取り上げさせていただきました。
作品情報
スタッフ | 監督:グレタ・ガーウィグ |
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キャスト | マーゴット・ロビー ライアン・ゴズリング シム・リウ デュア・リパ ヘレン・ミレン ウィル・フェレル |
あらすじ
バービーは恋人のケンと、すべてが夢のように完璧なバービーランドで、連日パーティーやドライブをして暮らしていた。しかしある日、完璧なはずの世界に異変が発生し、バービーは真実を探るために人間の世界へ向かう。
そこでバービーはある秘密を知ることに。
「映画ナタリー」サイトより引用させていただきました
https://natalie.mu/eiga/film/192802
感想
映画の取り扱うテーマは複数あり、多様性であると思われます。
いくつか、印象深かったシーンをあげていきます。
- バービーランドは女性社会である
-
バービーランドは女性社会で、現実世界では男性社会
この双方からの視点の違いで視聴者に平等とは何かを考えさせてくれます - 魅力的な女優、マーゴットロビー
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彼女はこの映画ではプロデューサーでも参加しています。
リアルバービーちゃんのようなスタイルをされています。
どこかで見たことがあると思ったら、DCのハーレクイン役も演じているんですね。 - バービー人形の作者が現れる
-
バービー人形の作者が言います。
「あなた変わったみたい」
不安を持つバービーの言葉に
「素敵なことじゃない」と言います。 - バービーランドは現実社会をパロディー化、風刺化している
-
バービーランドはケンダムになります。
「免疫がついていなかったのね」
手塚治虫の火の鳥望郷編でも、ムーピーの社会は外部からの思想で一気に変化してしまいます。 - なぜ人間になりたいのか?人魚姫のように
-
この映画にはたくさんのモチーフ、テーマが存在します。
一見ポップで単純ですが、複雑な映画です。
なぜ、人間になる=苦悩があるがゆえの、ことを選ぶのでしょうか?
作者も視聴者も「人間」だからではないのでしょうか?
生きることは素敵なことと思わなければ、「人間の作ったおかしな世界」ではやっていけないかもしれません。

男性からの視点と



女性からの視点、複雑ねぇ
料理について
バービーの家で食べる食パン
トースターから、パンがポンっと飛び出します。
トースターの歴史を調べてみました。
家電の歴史でありますから、非常に長く抜粋が難しく断念しました。
パンが飛び出る、ポップアップ式のものは、あまり見なくなりましたね。
筆者が小さい頃は、あのトースターに憧れたものです。



朝食の焼けた食パンの香りとマーガリンたっぷり、最高でした
アメリカ映画にもよく登場していた気がします。
バービー人形とおままごとするために、調理家電もたくさんあるでしょう。
よって、ポップアップ式のトースターは「パンを焼く象徴」として重要な形です。
食パンですが、ホームベーカリーが普及してきて、ご家庭でもパンを焼く人が増えてきました。
私もレストランを経営してきて、グルテンフリーを好むお客さんは、米粉で、ホームベーカリーでパンを焼くといいます。
ホームベーカリーで焼く人が増えてきたのも、昨今の健康志向からではないでしょうか?
添加物を極力使用しない食品を食べたいということなのでしょう。
私もSNS等で、パンが手作りのものと比較して、劣化しない、カビがはえない、という写真を見たことがあります。
料理にまつわるエピソード
変化するバービーは、焦げたパンを作ってしまいます。
パンの歴史は大変古いものです。
バービーの焼くパンは、食パンです。
食パンは水分も多く、日持ちがしません。
冷蔵庫など保存方法が発達してきた近年のパンの形です。
私が、イタリアに行った時に、パンの歴史を勉強しました。



パンがなければ生きていけなかった。それだけ重要なものです
キリストは、「パンは私の体」「ワインは私の血」という表現をするほど、パンとワインを重要なものだと説いています。
昨今は、小麦=グルテンがワルモノという風潮ですが、私は違和感を持ちます。
イタリアで食文化を勉強してきて、パンがなければ、彼らは今いません。
それほど重要なものです。
小麦の発達は人類の発達でもあると私は思っています。
イタリアでは、パンを年に一回焼くという村に1つあったパンを焼く倉庫を見学しました(水分が全くない、カチコチの状態で保存する)
ですので、パンの調理法は、スープに入れて食べるなど、水分を加えて食べる古いレシピがあります。
料理の再現性(★5つで私が判定しています)
料理の再現性 ★★★★★
パンを焼くには技術が少々入りますが、焼くだけですからね。
焦がさないように、ご注意を!
簡単アレンジ
コンビニで手に入るもので、食パンをアレンジしてみましょう。
私がお酒好きなんで、ケンも好きなビールに合うアレンジとします
食パン、塩辛ピザ
- 塩辛
- とろけるスライスチーズ
食パン、チキンサンドイッチ
- チキンバー、スモークタイプのものがよいです(スティック状になったものが売っていますね。これをほぐします)
- とろけるスライスチーズ
食パン、ラザニア
- 食パン、残り物のパンを適当にちぎります
- とろけるスライスチーズ、ブロックのチーズ、いろいろなチーズを使います
- 牛乳
- ケチャップ
耐熱皿に入れてチーズを上にのせてチーズが熱々になるまで加熱します。
ブルーチーズ系があると、お酒のアテになります。



パンとビール、意外といけるのよね!
最後に
バービーが人間の世界にいき、戸惑っている時に、工事現場を見つけます。
「あそこには、私の知っている人たち(女性)がいるわ!」と言って、駆け寄ります。
そこには、むさい男たちの集団がいます。
女性はこの仕事、男性はこの仕事。
私たちは、作られてきた常識で考え行動しているのではないでしょうか?
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