住友直子監督のご両親との交流と母親の認知症にいたるまでを記録したドキュメンタリー映画となっています。
高齢化問題にともなう認知症への取り組みはニュース、トピックでよく取り上げられるようになりました。
非常に話題になった、この作品、リアルであり、人ごとではありません。
強く印象に残った映画でした
作品情報
スタッフ | 監督:信友直子 |
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あらすじ
40年近く東京に住み、ずっと仕事に没頭してきた信友監督。そんな彼女の80代後半の母親が、アルツハイマー型の認知症だと宣告された。仕事を捨てて、両親が暮らす広島県呉市の実家に帰る決心がつかない監督は、カメラを手にして両親の記録を撮り始める。
「映画ナタリー」サイトから引用させていただきました
https://natalie.mu/eiga/film/176722
感想
印象深いいくつかのシーンを箇条書きにしてみます。
- 社交的な母親の趣味
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カメラで写真を撮るのが、ご趣味だったお母様。
まだまだカメラがアナログだった時代です。
素敵な趣味ですね。
笑顔が素敵なお母様です。 - 読書好きな父親
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常に、読書をしているお父様。
私の父も、そして私も読書好きなので、「いつも新聞や、本を読んでいる父。。。」というナレーションに共感できます。
そして、しっかりと、動き、よく食べるお父様です。 - 朝食は、パンとコーヒー
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別ブログでも触れましたが、保存食として優れ、冷蔵庫が発達してきた戦後、クイックに用意できる朝食としてパン食は適しています。
私の実家もそうでした。
インスタントコーヒーですが、食後のコーヒーは楽しみでありました。バービー・映画「焦げたパン」食パンのビール向けレシピ 実は、2023年の最大ヒットのスーパーマリオの興行成績をぬくほどの大ヒット作です。筆者の地元ではもう映画館での公開が終了しました。知人にすすめられて鑑賞しました… - 商店と人の付き合いがある
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現在では商店街は元気を失い、大手ショッピングモール、大手スーパーに消費者はうつっていきました。
買い物だけではなく、他愛のない会話も含めて、会話がある、この距離感、関係性、もはやノスタルジックといえます。 - いつまでも、オシャレを楽しむ
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お母様が美容室にいきます。
「生きる」ということは「気持ちがどうあるか?」が形のないものですが、とても大切です。
気持ちのいい髪型、気持ちのいい洋服を着るなど、なるだけ、「心地よい」生き方をしたいものです。
料理について
カレイの煮付け
私が印象深かったのが、よくお魚が食卓にあがることでした。
今では、グルテンフリーや、ヴィーガンやら、流行っていますが、こちらのお宅では、うどん、パン、ご飯、と炭水化物もちゃんと取っています。
サプリメントや、健康食品などとっていないでしょう。
地元のスーパーでとれる、ごくごく手に入りやすいものでご飯を作っています。
カレイの煮付けは、見ていて、美味しそうでした。
料理についてのエピソード
東北ではナタメガレイの煮付けをお正月に食べる風習があるようです。
カレイは家例という漢字を使い、家を守るという、冬のカレイは卵(子)をよく持つことから、カレイは縁起のよい食べ物とされています。
カレイの栄養価はどうでしょうか?
ビタミンD、ビタミンD、ビタミンB2など、ビタミン類が豊富です。
抗酸化力、身体の代謝、成長を手助けしてくれるんですね。
ナイアシンは、血行を良くして脳の働きを手助けします。
料理の再現性(★5つで私が判定しています)
料理の再現性 ★★★★
冬、寒い時期が旬ですので、夏場は海外の冷凍物が出回ることになります。
年中、手に入りますが、旬の時期と考えて、星4つです。
簡単アレンジ
お魚は煮込みすぎる意味はあまりありません。
さっと、煮て、食べるか。
さっと、煮て、半日から1日寝かす(味が馴染みます)方法がよいですね。
私が好きな、比率で考える、さっと煮レシピを紹介します。
300CC 水
大さじ4 醤油
大さじ4 みりん
大さじ2 砂糖
少したっぷり目です。
カレイ1尾と、以上で煮ていきます。
ほろっと、魚が崩れるほど、火が入れば完成です。
個人的な好みとしては、しょうがと、白髪ねぎの白い部分をぶつぶつと切って、一緒に煮込んじゃいます。
青い彩があると、綺麗なので、万能ねぎか、冷凍してあるほうれん草があれば解凍して添えましょう。
最後に
多くの人が経験しうる、介護、認知症のこと。
ドキュメンタリー、記録映画として素晴らしいものでした。
私は40代ですが、高齢のご両親をお持ちの方、また同年代の人は鑑賞必須です。
アマゾンビデオで拝聴できます。
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